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動画編集初心者におすすめ!
「Adobe Premiere Rush」を使って動画を編集しよう!
こんにちは、ティウェブの長尾です。
ティウェブで企画・販売しているSUMTHINGというブランドのお財布があり、そのプロモーションを考えている中で、「Adobe Premiere Rush」という動画編集アプリを使用したワークショップに参加しました。
動画には動きや音があるため、視覚や聴覚を使ってより多くの情報を伝えることができ、文字や静止画だけと比べて、短い時間でも印象に残りやすいというメリットがあります。
私は動画編集初心者ですが、Premiere Rushは画面がシンプルで操作しやすく必要な編集機能が揃っているので、テンプレートにあるテロップやオーディオなどを利用して1~2時間程で短い動画を作成することができました。
そこで今回は、「動画編集ってどんな風にやったらいいの?、高度な編集はまだ早いかも」といった方に向けて、 初心者にも直感的に操作ができるアプリ「Premiere Rush」で出来ること、メリット・デメリットを交えながらご紹介いたします。
Premiere Rushとは?
Premiere Rushは、スマートフォン、タブレット、デスクトップで編集ができるAdobe社の動画編集アプリです。
Adobe社の動画編集ソフトといえば、短い動画から映画制作にいたるまで、さまざまな場面で利用されているプロ仕様の動画ソフト「Premiere Pro」が広く知られています。Premiere RushはPremire Proほど使える機能は多くありませんが、シンプルで操作性がよく、テンプレートも充実しています。
スマホ版が用意されていて、外出先で撮影してサッと編集、その場ですぐSNSに投稿といったように、短時間で編集できることも魅力です。
Premiere Rushでできる主な機能
● トランジション(エフェクト)の追加
動画の前のカットから次のカットへ移行する際の効果をトランジションと言います。動画のつなぎ目を自然に見せたり切り替えに動きをつけることで、より魅力的に演出することができます。
● タイトルの追加、編集
シンプルなテキストや、アニメーションを含むタイトルを追加できます。
● カラー補正
映像の色味を調整できます。
内臓プリセットから選択する方法と、編集タブから手動で調整する方法があり、調整したものを独自のプリセットとして保存して再利用ができます。
● 速度の調整
早送りやスローモーションのように速度を速めたり遅くしたりして、動画の一部を印象的に演出したりすることができます。
● 音声・オーディオの追加
吹替機能から音楽や音声を録音したり、Premiere Rushに登録されている音源を利用して音楽を加えることができます。
● 素材の変形
動画やタイトルに位置や切り抜き・回転・不透明度などの調整を加えることができます。
メリットやデメリットについて
【メリット】
● 初心者でも使い方がわかりやすい
シンプルな画面で見やすく直感的な操作ができるので、学習コストも小さく初心者にも使いやすいです。
● 外出先で撮影や編集ができる
スマートフォンやタブレットで編集ができるので、外出先で撮影したものを編集してさっとSNSに共有したいときなどには便利です。
● 動画編集に必要な機能がある程度揃っている
前述したPremiere Rushでできる主な機能に加えて、動画のカットや複製、動画の書き出しなど、編集に必要な機能がひと通りそろっています。
また、Premiere Rushに登録されているサウンドトラック、トランジションやタイトルのテンプレートをうまく組み合わせることによって、より魅力的な動画を作成することができます。
● 無料プランがある(スタータープラン)
Creative Cloud の無料メンバーシップに登録すると、書き出し回数無制限で2GBのクラウドストレージが利用できます。
無料ライブラリのサウンドトラック(一部利用制限あり)の追加、編集可能なアニメーションタイトルなどが利用できます。
【デメリット】
● 文字のアニメーションが変更できない
タイトルやテキストを入れる際に、テンプレートを使用してフォントや色・サイズなどの変更を行うことでカスタマイズできますが、アニメーションの変更はできません。
● レイヤー数が制限されている
レイヤーの数は最大4つまでと制限があります。多数のレイヤーを表示させたい場合には不向きです。
● 無料プランでは、利用できないエフェクトやオーディオがある
これはデメリットではないのですが、エフェクトやタイトル、オーディオなどに有料の素材が用意されています。無料で提供されている素材は限定的で、「これ、いいな」と思ったら有料のマークがついていた、ということがよくあります。課金することでより良い素材を利用できる、という意味ではメリットでもあります。
Premiere Rushを使って編集してみよう
Premiere Rushでできる主な機能、メリットやデメリットをご紹介しました。
ここからは、デスクトップ版のPremiere Rushを使用して動画の編集作業の様子を画像を交えながら説明していきます。
Premiere Rushを起動して、動画を読み込む
① Premiere Rushを起動します。
② 「新規プロジェクトを作成」をクリックします。

任意のプロジェクト名を入力し、読み込ませたい動画を選択して作成をクリックします。動画が複数ある場合は、表示させたい順番にクリックします。後から並び替えもできます。

画面構成
読み込みが終わると、編集の画面が表示されます。
画面の左は、主に動画の追加やオーディオの編集、書き出しする時に使う共有やプロジェクト内のアセットを表示するプロジェクトパネルがあり、中央はプレビュー画面、右側にはカラー調整やエフェクトなどの効果を加えるパネル、下には音声や映像などの素材を編集するタイムラインがあります。

タイムラインでの動画の編集
タイムラインとは、映像や音声などの素材を時間軸に沿って編集する作業エリアのようなもので、複数の素材(メディアは4つ、オーディオは3つまで)を配置できます。タイムラインで現在の位置を表示する再生ヘッドをドラッグして位置調整を行います。
それでは、はじめに動画の分割をしてみましょう。
① タイムライン上にある再生ヘッドを動かして分割したい位置を決めます。
② 分割(はさみのアイコン)をクリックします。

オレンジの枠で囲まれた部分が現在選択しているクリップで、開始と終了のオレンジの部分が太くなっていることから、次のクリップと分割されていることがわかります。
分割して不要なクリップはゴミ箱のアイコンから削除ができます。

トランジションを追加する
次に動画のつなぎ目に効果をいれて、自然な切り替えを行ってみましょう。
追加する効果はエフェクトのディゾルブです。カットとカットを徐々に重ねて次のカットへ移行する切り替えの手法です。
① 画面右側にあるエフェクトをクリックし、ディゾルブをクリックします。
② カットとカットの間にトランジションが入ります(グレーの背景にトランジションのアイコン)。
③ デュレーションのスライダーを動かし、効果の時間を設定します。

文字を入力する
動画に文字入れをしていきます。
アニメーション効果のあるタイトルやシンプルなテキストをテンプレートから選択できます。
① 文字入れしたい位置に再生ヘッドを移動し、画面右側にあるグラフィックをクリックし「グラフィックの追加」をクリックします。

② 画面左にタイトル/トランジショングラフィック/オーバーレイの3種類のテンプレートが表示され、他の種類を見たい場合は「その他」をクリックします。

③ 使用したいタイトルを選択し、「追加」をクリックします。

④ タイムラインに追加されたタイトルをクリックして文字を入力し、右側のグラフィックパネルよりフォントの色やサイズ、背景に使われている装飾などを調整します。

速度調整をする
クリップの速度を調整して、早送りやスローモーションのような演出を行います。
① タイムラインで速度調整をしたいクリップを選択し、画面右側の速度をクリックします。
② 速度調整をするクリップの開始点と終了点を「範囲」から調整します 。
③ 「範囲の速度」のスライダーを動かして速度調整をします 。

オーディオを追加する
オーディオを録音して挿入したり、録音済みの音源やPremiere Rushに登録されている音源を使用して最大で3つまで追加することができます。ここでは、Premiere Rushに登録されている音源を追加する方法を紹介します。
① オーディオを追加したい位置に再生ヘッドを移動し、画面右側にあるオーディオ、参照の順番にクリックします。
② 画面左にサウンドトラック/サウンドエフェクト/ループの3種類の音源が表示され、他の種類を見たい場合は「その他」をクリックします。

③ サウンドを視聴したいときは、曲名の左にあるサムネイルをクリックします。使用したいサウンドトラックを選択し、「追加」をクリックします。

上記の作業を繰り返して、動画ファイル、テキスト、オーディオの3つのレイヤーを使い、完成した動画の画面がこちらです。

編集した動画を書き出す
編集が完成したら、動画を書き出し(保存)をしていきます。
① 画面左上にある共有をクリックし、書き出しする動画をプレビュー画面で確認します。
② 保存先やファイル名を選択します。「詳細設定」をクリックすると、解像度や品質など設定を変更できます。
③ 設定内容を確認し、「書き出し」をクリックします。

出来上がった動画がこちらです 。
まとめ
いかがだったでしょうか。
Premiere Rushは、難しい操作が苦手な方におすすめの動画入門アプリです。無料の範囲で無理なく始められるので、まずはこれで動画編集を楽しむことが次のステップにつながるかもしれませんね。
最後までお読みいただき有難うございました。
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