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財布開発~【後編&販売開始】

みなさんこんにちは、ティウェブ佐藤です。

2022年6月上旬頃、財布の開発始めました【告知編】というブログを投稿し、財布の開発を始めたことを告知していたのですが、
プロジェクト支援型サイト 「Makuake(マクアケ)」でのプロジェクトを経て、ついに一般販売がスタートしました!

財布開発のブログは「告知編」と、この「後編&販売開始」に分かれています。
告知編はこちらをクリック

ここからは、開発話の後編です。

財布の開発から販売までを経験

おおまかに5つの流れで開発~販売準備を進めました。

①企画・提案
②ターゲットと財布市場の分析
③財布のサンプル作成&正式ロット発注
④財布プロジェクトを支援型サイトに掲載
⑤告知媒体の準備(Webサイト、SNSなど)

①企画&提案

告知編でも書いた通り、社内で新規事業案を募集しており、財布の話をして採用されました。

採用の理由としては、

①今までと違う価値観を取り入れた財布を作るのが面白い
②企画~広告~販売までを経験させたい

ということでした。

弊社主体でプロダクトを企画から制作、販売まで行った実績はほぼないことから、採用は難しいと考えていました。
しかし「②企画~広告~販売までを経験させたい」 は、「それらの流れを経験することで、(主軸の事業である)Web・DTPを弊社に相談されるお客様にもっと寄り添えるかもしれない」との考えから、製品開発に取り組んでみようと採用されました。

②ターゲットと財布市場の分析

新規事業案が採用された後、ターゲットと財布市場を分析するために、STPと4Pを明確にすることになりました。

STPとは……セグメンテーション( 細分化 ・区分け ) 、 ターゲティング( 顧客グループを選択 )・ポジショニング( 位置付け)の頭文字を取った略称で、細分化した市場に狙いを定めてターゲットを決め、自社の立ち位置を明確にする。

4Pとは ……プロダクト(製品・商品)、プライス(価格) 、プロモーション(広告・宣伝) 、プレイス(流通・販売チャネル)の頭文字を取った略称で、どのような商品を、いくらで、どのように宣伝し、どのように届けるかを明確にする。

初めは「STP……?4P……?」となりましたが、財布の開発を進めていく上でSTPと4Pをしっかり定めておくことで、後から自社の立ち位置や開発商品にブレが起きずに進められることが分かりました。

③財布のサンプル作成&正式ロット発注

財布のような製品を工場へ発注するという作業は弊社で前例がなく、知識ゼロの状態から協力会社さんに教えていただきながらのスタートでした。

1.OEM先と打ち合わせ
2.ファーストサンプル発注
3.ファーストサンプル確認
4.ファーストサンプル修正発注(セカンドサンプル)
5.セカンドサンプル確認
6.色展開するカラーサンプル発注
7.正式ロット発注(量産)

上記の流れで生産を行いました。

お客様に長年愛用いただく財布を目指して開発に取り組みましたので、ファーストサンプルの段階で自身が1週間ほど使用し、試行錯誤を試みました。
ここを右向きに変更、ここはサイズを小さくなどの変更点が多く、ギリギリまで修正を重ねていき 、自身が理想とする財布を作ることができました。

④財布プロジェクトを支援型サイトに掲載

実店舗やオンラインショップ、大型通販サイトなど、お客様に商品を購入していただく方法はたくさんありますが、「知名度が低い状態でお客様に商品を知ってもらうにはどうしたらいいか?」を最初に考えました。

そこでユーザーに応援として支援金をいただき、そのリターンとして商品を届ける「プロジェクト支援型サイト」を見つけました。

そのサイトでは「新しい商品やサービスのみを取り扱っている」という特徴があり、新しい財布を求めて見に来ていただける可能性が高いということから、プロジェクトの掲載サイトを決定しました。

⑤広告体の準備(Webサイト、SNSなど)

販売前編のブログでもご紹介しましたが、財布プロジェクトのWebサイトやSNSは以下を運用しています。

ブランドサイト
財布 商品ページ
Twitter
Instagram
Facebook
note
LINE@
・minne(準備中)
・Creema(準備中)

財布のプロジェクトが開始されたと同時にブランドを立ち上げたことから、 ブランド紹介サイトを公開しました。
財布などの商品紹介はボリュームを抑え、コンセプト紹介をメインにしています。

財布紹介サイト(LP)では、財布の特徴をアピールしたり、財布の容量を紹介し、このページを見れば財布の90%がわかる情報量になっています。

SNSではそれぞれの特徴を捉え、投稿をしていました。

Twitterでは、あまり堅い口調にならないツイートをしていました。
エッセイ漫画が流行っていることもあり、開発秘話をまとめた笑いありの漫画を投稿をしていました。

またInstagramでは女性が多いことから写真をメインで投稿、商品紹介ではリール機能を利用し、財布の機能を説明した動画を投稿しました。

Facebookやnoteなどはまとまった情報を投稿するために投稿頻度は低めで更新を行いました。

LINE@ではプロジェクト公開告知と商品のお問い合わせのみで利用しました。
公式LINEから頻繁にメッセージが送られてくると通知が重なり逆効果になってしまうことも考え、最低限の更新を行いました。

財布の企画から販売までを経験して

企画・製造・マーケティング・販売と、いずれも実際に自分で経験してみないと分からないことだらけでした。

特に製造!ティウェブとしては製品企画も、また主事業であるWebサイトやパンフレット等の制作を通じてマーケティングおよび販売についても経験があり社内で相談できましたが、製造は企業としても初めての試みでした。

手探りでなかなかスムーズにいかないことも多々ありましたが、経験という意味では得がたいものを得られたように感じています。

ひとまずここまでの経緯を振り返って記事にしてみましたけれども、ようやく一般販売を開始することができて、ここからがスタートですね。

私が欲しくて作り込んだお財布、みなさんにも手に取っていただけると嬉しいです。
キーケース一体型 ミニマル革財布 | SUMTHING