こんにちは、ティウェブ佐藤です。

デザインをするときにフォントはどのように選んでいますか？
フォント選びは種類が多く、悩むことが多いですよね。

デザインに合ったフォントを選ぶことで、伝えたいメッセージの印象や雰囲気を大きく左右するため、慎重に選ぶことが大切です。

そこで、フォントの種類ごとの特徴や印象を整理し、適切なフォント選びができるようにまとめてみました。

フォントの種類と印象

日本で一般的に使われるフォントには、大きく分けて「和文フォント」と「欧文フォント」があります。

和文フォントは、日本語の文字（漢字、ひらがな、カタカナ）を含むフォントで、明朝体やゴシック体などの種類があります。

一方、欧文フォントはアルファベットを中心としたフォントで、セリフ体やサンセリフ体、筆記体などの種類があります。

和文フォント

①明朝体

明朝体は縦線に対して横線が細く「はね」や「はらい」があり、文字の端には「うろこ」という飾りがあるフォントです。新聞や書籍など、文章主体のメディアでよく使用されます。

印象

・上品
・知的
・フォーマル
・落ち着いた雰囲気
・大人っぽさ

フォント例：MS 明朝・ヒラギノ明朝・筑紫Aオールド明朝・しっぽり明朝・貂明朝・はんなり明朝 など

②ゴシック体

ゴシック体は文字の端に飾りがなく、均一な太さの線で構成されているフォントです。装飾性がないため視認性が高いです。
丸ゴシックというゴシック体の端や角に丸みをつけた書体もあります。

印象

・モダン
・シンプル
・カジュアル
・親しみやすさ
・子供っぽさ

フォント例：メイリオ・ヒラギノ角ゴ・ヒラギノ丸ゴ・HG創英角ゴシックUB など

③筆書体

筆書体フォントは、筆で書いた文字を再現した書体です。料亭や居酒屋、お茶のパッケージ、年賀状など、和の雰囲気を表現する際によく使用されます。

印象

・和風
・古めかしさ
・伝統的

欧文フォント

①セリフ体

セリフ体は縦線に対して横線が細く、文字の端には「セリフ」という飾りがあるフォントです。ブランドのロゴや本、新聞、雑誌などの印刷物でよく使用されます。

印象

・古典的
・伝統的
・上品
・高級感

フォント例：Times New Roman（タイムズ・ニュー・ローマン）・Garamond（ガラモン）・Baskerville（バスカヴィル） など

②サンセリフ体

サンセリフ体は文字の端に飾りがなく、均一な太さの線で構成されているフォントです。装飾性がないため視認性が高いです。

印象

・モダン
・シンプル
・カジュアル
・親しみやすさ
・信頼感

フォント例：Segoe（シーゴー）・Helvetica (ヘルベチカ) ・Futura（フーツラ）・DIN（ディン）・San Franciscoなど

③スクリプト体

スクリプト体は手書き風やカリグラフィーのような、筆記体のフォントです。結婚式の招待状やブランドロゴ、高級感のあるデザインに使用されています。

印象

・エレガント
・優美
・高級感
・上品でありながらも軽やか

その他フォント（手書きフォント・POP体など）

デザイン性の高い装飾フォントで、個性的なデザインや特殊な形状を持つもの。

特徴

・目を引くデザイン
・文章全体ではなく、見出しやロゴ、装飾など、目立たせたい部分に適している
・フォントごとに個性が強い

フォントを選ぶとき

フォントの太さ

フォントの太さは最低2～3種類（細・普通・太）あると便利だと思います。
同じフォントで太さを変えると文章に統一感が保たれたまま強弱を付けられます。

フォント同士の相性

1つのデザインで複数のフォントを使用する場合、フォント同士の相性も考えます。
本文と見出しでフォントを分けたり、強調させたい箇所に別のフォントを使用するなど、読みやすさとコントラストの相性が大切です。

用途に合ったフォントを選ぶ

ポスターや雑誌、Webサイト、動画、ロゴマークなど用途や目的に合ったフォントを選ぶ必要があります。
雑誌やWebサイトなどで読ませたい文章があれば、視認性や可読性、判読性が高いフォントを選びます。
ポスターのタイトルやロゴマークなど強調したい箇所では装飾性のあるフォントを使用してみるのも良いかもしれません。

フォントの種類や印象について、いかがでしたか？
フォント選びに迷った時に、少しでも参考になれば幸いです。

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